七つも部屋があると、人は少し欲張りになる。眠るための部屋、はたらくための部屋、何にも使わずただ畳に寝転ぶための部屋。
常陸大宮の駅から歩いて8分、南を向いて静かに建つこの一軒は、そんな贅沢な持て余しかたを許してくれる。
海ではなく、山と川に近いまち。日々の速度がひとつ落ちる場所に、187㎡の余裕がある。

一階は、畳の部屋がいくつも続く。用途を決めない贅沢から始めたい
玄関を抜けると、まず迎えてくれるのは和室の連なりだ。八畳の和室が複数、襖を開け放てば二間続きの大空間になる。法事も、宴会も、布団を何組も並べての雑魚寝も。畳の部屋がこれだけあると、用途を決めずに「とりあえず空けておく」という余裕そのものが手に入る。昔ながらの広縁も残っていて、晴れた日はここで一服。縁側のある暮らしは、それだけで少し豊かだ。




階段の上は、自分のための階。仕事も眠りも、ここで切り替える
二階に上がると、空気が変わる。12.5帖の広い洋室は日が差して明るく、主寝室にしても、机を据えた仕事場にしても、まだ余白がある。
隣の和室も日当たり良好。
一階を「みんなの場所」、二階を「自分の場所」と分けて使う——そんな住み分けが、この間取りでは自然とできてしまう。




水回りは、これから手が入る。だから今の年季も、込みで見てほしい
正直に書いておくと、キッチンの一部と一階の浴室タイルは、これからリフォームが入る予定の場所だ。今この瞬間の写真には、年季を感じるところもある。けれど裏を返せば、入居のタイミングできれいになる水回りということでもある。トイレは一階・二階の二か所、洗面台もそれぞれ独立。家族が多くても来客が多くても、朝の渋滞に悩まされにくい。広い家ほど、こういう「数」がじわじわ効いてくる。




どっしりした玄関と、裏の畑。家のはじまりに、土のおまけ
この家のいちばんの顔は、玄関かもしれない。昔ながらの、堂々とした構え。シューズボックスもきちんと備わり、帰るたびに少し背筋が伸びる。家の裏手には、ちょっとした庭。家庭菜園にちょうどいい広さで、トマトの一株でも植えれば、夏の食卓に小さな変化が生まれる。駐車場は敷地内に3台分。車が前提の地域だから、これも心強い。


さて、この広さを、どう使いきる
ひと通り家を歩いたところで、ここからは妄想の時間だ。
7DK・187㎡という広さは、ひとつの正解に縛られるにはもったいない。
大きいというだけで、暮らしの選択肢はぐっと増える。事務所利用も法人契約も相談可、という懐の深さも込みで、遊びと暮らしの不動産、Coelacanth(シーラカンス)としては三つの使い方を置いてみたい。
① 一階で働き、二階で暮らす。職住をひとつ屋根の下に
一階の和室群を、まるごとシェアオフィスや自分の仕事場に。打ち合わせも来客も一階で完結させ、階段を上がればそこはもう私生活だ。通勤はゼロ。それでも仕事と暮らしは、襖と階段でちゃんと隔てられる。法人契約・事務所利用も相談できるので、数人のチームで一階を構え、二階に住み込む——そんな小さな会社のはじめ方も現実的だ。

たとえば、1階の2間続きの和室にこんな風に家具を配置してみたり。


2Fをオフィスにしてもいい。

※本画像はAIによる家具・インテリアを合成したイメージです。掲載の家具・調度品等は引渡し(賃貸借)の対象に含まれません。実際の物件とは異なる場合があります。
② 家族で、まるっと一軒
七部屋あれば、子ども一人ひとりに部屋を与えても、まだ余る。一階に祖父母、二階に子世帯、という二世帯の分け方も無理がない。広縁で日向ぼっこをして、裏の畑で野菜を育てる。水回りが一階・二階に分かれているから、朝の支度もぶつからない。子どもがのびのび育つ環境としては、これ以上ない広さだ。
③ 暮らしながら、つくる。シェアアトリエ
気の合う仲間と住みながら、何部屋かを共同の制作スペースにする。和室は作業場に、洋室は寝室に。一階の二間続きを、ときどき人を招く展示や販売の場にしてもいい。住む・つくる・見せるが一軒のなかで完結する、小さな創作コミューン。部屋数が多いぶん、ひとりでこもる時間と、みんなで集まる時間を、無理なく両立できる。

キッチンもみんなでシェア。

駅まで歩ける戸建てと、車前提の暮らしと
最寄りはJR水郡線・常陸大宮駅で、歩いて8分。駅近の戸建ては、このあたりではなかなか貴重だ。ただし水郡線は本数がのんびりめなので、日々の移動は車が前提と考えておきたい。徒歩圏にコンビニ・スーパー・ドラッグストア・銀行が揃い、小学校も中学校も1km圏内。済生会の病院も近く、暮らしのインフラは思いのほか整っている。ガスはプロパンで、内装に手を入れたい場合は事前に原状回復範囲の相談が必要になる点だけ、頭の片隅に置いておいてほしい。
大家さんとほどよいご近所さんに
同じ敷地内の裏手には大家さんが現在もお住まいだ。敷地内への入り口は共有なので、朝晩、会った時には「いってらっしゃい」、「おかえりなさい」というほどよいご近所付き合いも生まれる。それ込みで楽しめる方に住んでほしい。大家さんもいらっしゃるので、不特定多数が常に出入りするような使い方や騒音、匂いが気になる業種などはNGだが、一方で、事前に申告すれば複数利用も可能という可変性がある。
ぜひ、この広大な家を楽しみつくせる方をお待ちしています。
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