
*現在、掲載中の内観写真は、残置物撤去前の様子になります。2月中に残置物は全て撤去された状態になります。
海からの風が、路地を抜けていく。 ここは茨城・大洗の「五反田」。観光客で賑わうエリアから少し離れた、静かな時間が流れる場所です。
少し行けば那珂川につながる、涸沼川があります。

この町で風に乗って運ばれてくるのは、潮の香りと、そして夕暮れ時にはどこかの家から漂う夕げの香り。
そんな風景の中に、ひっそりと、けれど確かな存在感を放つ一軒家が。

一見すると、立派な日本家屋の住宅。
ですが、玄関の引き戸の向こうには、かつて多くの地元民の舌を唸らせてきた「プロの厨房」が眠っています。
そう、ここはもともと「磯料理 壽(ことぶき)」として愛された和食店。 冬には大洗名物のあんこう鍋が湯気を上げ、新鮮な魚介を求めて常連さんが集った場所です。建物には、長年染み付いた出汁の香りと、賑やかな宴の記憶が刻まれています。
今回、この「元・料理人の城」を、建物ごと引き継いでくれる方を募集します。
「住む」と「商う」の境界線で遊ぶ
この物件の最大の魅力は、やはり「ハイスペックな厨房」がそのまま残っていること。
これをゼロから作ろうと思ったら、どれだけのコストと労力がかかるか。飲食店経験者なら一番気になるポイントでしょう。


もちろん、そのまま飲食店として再始動するのも正攻法ですが、Coelacanth(シーラカンスと読みます!弊社の名前です)的な視点では、もう少し「あそび」のある使い方も提案したいところ。
例えば、「料理家のアトリエ兼住居」。
広々とした座敷はお客さんを招くダイニングにリノベーションし、普段は自分のための贅沢なキッチンとして使いながら、週末だけ「予約制のレストラン」を開く。



あるいは、「食いしん坊のためのシェアハウス」なんてどうでしょうか。
この厨房があれば、釣ってきた魚をその場で捌いて宴会なんて朝飯前。食を中心に人が集まるコミュニティ拠点としても、抜群のポテンシャルを秘めています。





でも、一方で、クセもある。
Coelacanthらしい不動産的な視点で「正直なところ」もお伝えしておきます。
1つは、まず、駅からはやや遠め。大洗駅から歩いて19分。 これを「不便」と捉えるか、「酔い覚ましにちょうどいい距離」と捉えるか。東京に住み慣れた方ならほどよい距離と感じるかも。
車社会の茨城ですが、予約しておけばタクシーも呼べます。
口コミでしか、分からない。
好きな人しか、分からない。
そんな隠れ家感も大人の基地っぽくてよい。
でも、この周辺には、そんな大人の隠れ家的な飲食店が集積していて、大洗の裏のメインエリアでもあるんです。
そして、2つ目は、長年愛された店舗ゆえに、内装にはそれなりの年季が入っていること。
「ピカピカの新築」を求める方には向きませんが、「このレトロな味わいをどう活かそうか?」と、リノベーションの過程すら楽しめる方には、たまらない素材です。
地域を編集する拠点として
価格は1,400万円。 単なる住居として見れば相場通りかもしれませんが、「商いができる機能」と「大洗という街の食文化」が付いてくると考えれば、見え方は変わってきます。
大洗の豊富な海産物を、あなたの腕でどう料理するか。 この場所を、どう「編集」して、新しい人の流れを作るか。
この厨房に再び火が灯り、新しい笑い声が響く景色が見える方。 お問い合わせ、お待ちしています。
【物件補足情報】
価格:1,400万円
所在地:茨城県東茨城郡大洗町五反田211
元「磯料理 壽」店舗
厨房機器あり(状態は要現地確認)
駐車場:敷地内8台

リノベーションのご相談も
リノベーションのご相談も、ぜひ、Coelacanthにお任せください。事業計画から空間づくりまで、ワンストップで伴走します。
編集後記。大洗だからこそできる、食と知の冒険を。
以前、弊社ではfishingtourism ibarakiという、大洗のアウトドア体験と食のツーリズムを実施しました。

大洗には、現在も磯浜古墳群があり、太古から、人々が水辺で暮らしてきました。
その時の追体験として、カヤックで那珂川を漕ぎ下りながら、釣りをし、獲れた魚をスペシャルディナーで提供する、というイベントを実施しました。
その時の様子がこちら。
歴史があり、茨城県イチの観光地でもある大洗だからこそできる、食の体験がある。
さあ、あなたなら、この可能性に満ちた場所を、どう使いますか??